サプリメントは予防薬・治療薬ではなく「健康食品」です。
効果効能には個人差がありますので、購入される際には商品の注意書きをよく読んでください。特に持病があり医師から薬を処方されている方、高齢者、妊婦、小児の方はご注意ください。
L-カルニチンとは、私達の体内に存在するアミノ酸の一種であり、脂質の代謝によってエネルギーを生産するために必要な物質です。体内に溜まった脂肪の燃焼を促し、太りにくい体づくりをサポートします。
期待される効果には
- 脂肪を燃焼し、肥満を改善
- 疲労回復
- 運動機能の向上
があります。
「このサプリを摂るメリットを知りたい」「このサプリはいつ飲むべき?」という疑問の声が多いので
L-カルニチンの飲み方について、以下の3つをお知らせします。
- 特徴・効果
- 効果的に飲むタイミング
- サプリメントを飲む際の注意点
- 成分が多く含まれている食品
この記事を読めば、効果が発揮されやすいサプリメントを飲むタイミングがわかりますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
L-カルニチンの特徴・効果は?
まず、L-カルニチンの詳しい特徴や効果について見ていきましょう。
L-カルニチンの働き
L-カルニチンは肝臓で作られた必須アミノ酸の化合物であり、筋肉細胞に存在しています。脂肪をエネルギーに変える細胞のミトコンドリアへ、L-カルニチンが脂肪酸を運ぶ役割をしています。
脂肪は自らミトコンドリアの中に入ることができません。脂肪が体内に入ると脂肪酸に分解され、L-カルニチンと結合してミトコンドリア内に運ばれます。
この脂肪酸がエネルギーに変化して私達の筋肉が動くので、L-カルニチンは生きるためになくてはならない存在なのです。
L-カルニチンの効果
L-カルニチンには脂肪からエネルギーを作る上で重要な役割を担うことから、以下の効果が期待されると言われています。
- 脂肪の燃焼を促す効果
- 疲労回復をサポートする効果
- 運動機能の向上効果
実は、L-カルニチンはもともと心臓病の治療薬として利用されていました。
その後研究が進み、L-カルニチンは運動をサポートする成分であると証明され、スポーツ選手向けの成分として広がります。さらに研究が進んで、肥満者のダイエットをサポートする成分として注目されるようになりました。
L-カルニチンを効果的に飲むタイミングはいつ?

サプリメントは健康食品なので、いつでも摂取可能です。しかしL-カルニチンの効果をより発揮させるには
運動前に摂取するのが良いといわれています。
ですが、大切なのは続けることなので、まずはご自身の続けやすい時間から初めて、継続できてきたら効果的な時間にシフトするという方法もあります。
筋トレ・運動する前
脂肪が体内に入ると脂肪酸に分解されます。その脂肪酸をL-カルニチンがミトコンドリア内に運んで脂肪燃焼となるので、運動する前に摂取するのがおすすめです。
L-カルニチンが体内に多くあれば脂肪のエネルギー変換がスムーズに行われるので、ダイエット効果が高まると期待されます。
就寝前
食事でとった脂質は、食後4~6時間後が脂肪燃焼のピークです。就寝前に摂取すれば、体内のL-カルニチンの量が増えて脂肪燃焼が進み、ダイエットに繋がる可能性があります。
慢性的に疲労を感じている場合も、就寝前の摂取がおすすめです。L-カルニチンの量が体内で増えるとエネルギー変換が促進されるので、疲労回復が期待されます。
L-カルニチンの副作用や1日の摂取量の目安は??どんな食品に多く含まれているの??
L-カルニチンの副作用には以下のものがあるとされています。
- 吐き気、嘔吐
- 胸焼け
- 胃炎
- 下痢
- けいれん
また、1日摂取量の目安は最大1000mgと言われています。
次のような方は、サプリメントを飲む前に医師や薬剤師に確認しておくと安心です。
- 妊娠・授乳をされている方
- 薬を服用、通院されている方
L-カルニチンが多く含まれる食品は??
L-カルニチンが多く含まれる食品には以下のようなものがあります。
100gあたりの含有量 | |
羊肉 | 167.8mg |
鶏レバー | 94mg |
牛肉 | 76mg |
豚肉 | 21mg |
鶏肉 | 10.2mg |
豆類 | 5.7mg |
出典:AAProject「栄養としてのL-カルニチン」
L-カルニチンが一番多く含まれているのは羊肉ですが、食べやすさで考えると牛肉が取り入れやすいと思います。
様々な食品を一定量、毎日・・・・と考えるとサプリメントはかなり効率よくほしい成分が摂取できますね。
まとめ
L-カルニチンのまとめはコチラ
主な効果 | 脂肪の燃焼を促す効果 疲労回復をサポートする効果 運動機能の向上効果 |
---|---|
副作用 | 吐き気、嘔吐、胸焼け、胃炎、下痢、けいれん |
1日最大量 | 1000mg |
多く含まれる食品 | 羊肉、鶏レバー、牛肉、豚肉 |
効率的な飲むタイミングは運動する前が良いといわれています。
睡眠、休息、そして栄養摂取に気を付けて日々健康的にお過ごしください。
サプリメントは予防薬・治療薬ではなく「健康食品」です。
効果効能には個人差がありますので、購入される際には商品の注意書きをよく読んでください。
特に持病があり医師から薬を処方されている方、高齢者、妊婦、小児の方はご注意ください。